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葬儀のお経の種類とは?宗派ごとの特徴も紹介
こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。
葬儀で耳にする「お経」。
「なぜお経を読むのだろう」「宗派によってお経の種類が違うのはなぜ」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お経の意味や役割から、般若心経・法華経・阿弥陀経など宗派ごとに読まれるお経の種類、聞く際のマナーまでをわかりやすく解説します。
お経について知っておきたいことを、一緒に見ていきましょう。
※ご紹介する内容は一般的な一例であり、地域や宗派によって異なる場合があります

目次
お経とは?葬儀で読まれる意味
お経とは、仏教を開いたお釈迦様の教えを、弟子たちによる伝承や後世の編纂(へんさん)を通じてまとめられた聖典のことです。
人としてどう生きるべきかという知恵や心構えが説かれており、単なる祈りの言葉ではなく、日々の暮らしにも通じる指針としての側面を持っています。
葬儀でお経が読まれる背景には、仏教の教えに基づいた二つの意味合いがあります。
一つは、読経の功徳を故人様へ手向け、迷うことなく安らかな旅立ちを願う「回向(えこう)」という考え方です。
もう一つは、大切な人を亡くしたご遺族や参列者が、読経の響きの中で心を落ち着け、悲しみと向き合う時間を持てるようにするためです。
お経に耳を傾けるひとときは、故人様を偲びながら自分の気持ちを整理する機会にもなるでしょう。
お経の歴史
お経はもともとインドで誕生し、中国を経て日本へと伝わりました。
中国では多くが漢字に置き換えられ、現在耳にするお経の大半はこの漢訳を通じて広まったものです。
時代を経て仏教が数多くの宗派に枝分かれする中で、それぞれの宗派が重んじるお経にも違いが生まれていきました。
葬儀で読まれるお経の種類とその特徴
仏教にはさまざまな宗派があり、それぞれが重んじる教えやご本尊が異なるため、葬儀で読まれるお経の種類にも違いが見られます。
代表的なお経を宗派とあわせて紹介します。
般若心経(はんにゃしんぎょう)
般若心経は、宗派を問わず日本で最も広く親しまれているお経の一つです。
正式名称は「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)」といい、この世に存在するものには、変わることのない固定された実体はないとする「空」の教えが凝縮されています。
真言宗や曹洞宗、天台宗、浄土宗、臨済宗など幅広い宗派で読まれています。
ただし、それぞれ独自の教えを重んじる日蓮宗と浄土真宗の葬儀では、あまり読まれないことが多いです。
法華経(ほけきょう)
法華経は「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」と呼ばれることもあり、天台宗と日蓮宗が特に重んじる経典です。
全ての命あるものが等しく仏になれると説く教えが根幹にあります。
日蓮宗ではこの経典への信仰を示すお題目「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を唱えることを、修行のなかでも特に重んじています。
阿弥陀経(あみだきょう)
阿弥陀経は、浄土宗や浄土真宗で大切にされ、葬儀の場でも読まれる代表的なお経の一つです。
阿弥陀如来が導く極楽浄土がどのような世界か、そしてそこへ生まれ変わるための教えが説かれています。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と一心に称える念仏を通じて、阿弥陀如来の力によって極楽浄土へ導かれるという考え方に基づいています。
浄土真宗ではこれに加え、宗祖である親鸞聖人(しんらんしょうにん)が著した「正信偈(しょうしんげ)」も、浄土真宗の葬儀で重要な役割を持ちます。
宗派によって異なるそのほかのお経
このほかにも、真言宗では悟りに至る道を説く「理趣経(りしゅきょう)」、曹洞宗では観音様の慈悲深い力を表すとされる「大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)」など、宗派ごとに大切にされているお経があります。
なお、仏教以外の宗教も含めた葬儀全体の違いについては、「葬儀の宗教による違いとは?種類ごとの特徴とマナーを解説」もあわせてご確認ください。
葬儀でお経を聞くときのマナー

お経が読まれている間は、故人様やご遺族、読経する僧侶に対して敬意を払う気持ちで、基本的な姿勢や所作を心がけることが大切です。
姿勢を整える
読経が始まったら姿勢を正し、椅子に腰かけている場合は背もたれに寄りかからず、やや浅めに座ると落ち着いた印象になります。
目を軽く閉じて読経の響きに意識を向けることで、自然と心も静まっていくでしょう。
読経中に腕組みをしたり脚を組んだりするのは慎み、静かに耳を傾ける姿勢を保ちます。
式が長時間に及ぶ場合は、無理のない範囲で姿勢を保つよう心がけてください。
数珠の扱い方
数珠は、仏さまやご先祖様への敬意を表すための大切な仏具です。
持ち方は宗派や地域によって細かな違いがありますが、一般的には房を下にして左手にかけておき、合掌の際には両手で挟むように持つ作法がよく見られます。
移動するときや着席しているときも左手にかけたままにし、床や椅子の上に直接置くことのないよう、丁寧に扱いましょう。
合掌・礼拝の作法
読経の中では、合掌や礼拝といった所作を行う場面があります。
合掌は、右手を仏さまや悟りの世界に、左手を自分自身に見立て、両手を合わせることで仏さまと心を一つにし、故人様の穏やかな旅立ちを祈る所作とされています。
僧侶の案内に合わせて、胸の前で静かに手を合わせましょう。
合掌をしたまま上体を軽く前に傾け、ゆっくりと起こす「礼拝」は、仏さまへの感謝を表す作法とされています。
葬儀のお経の種類を知り、心を込めて故人様を偲ぼう
お経は仏教の教えを記した聖典であり、葬儀では故人様の供養とご遺族の心に寄り添う役割を担っています。
般若心経や法華経、阿弥陀経など、読まれるお経は宗派によって異なりますが、そこに込められた故人様を思う気持ちは共通しています。
姿勢や数珠の扱い方、合掌・礼拝の作法を知っておくことで、落ち着いた気持ちでお経に耳を傾けられるでしょう。
静岡県の葬儀は、富士葬祭におまかせください。
いざというときに慌てないためにも、葬儀場の見学や事前相談も承っております。

