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葬儀・家族葬ブログ
葬儀の知識
葬儀の種類をご紹介!メリットやデメリットも
こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。
葬儀にはさまざまな種類があります。
そのため、いざ葬儀を執り行うとなった場合、どんな葬儀を選べば良いかわからないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、葬儀の種類についてお話いたします。
葬儀の種類別のメリット・デメリットや、選ぶときのポイントなどもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
葬儀の種類は?メリット・デメリットもご紹介
葬儀には、下記のようにさまざまな種類があります。
- 一般葬
- 家族葬
- 一日葬
- 直葬・火葬式
- 社葬・合同葬
- 自由葬・お別れ会・音楽葬・ホテル葬
- 骨葬・前火葬
- 自宅葬
- 公営斎場葬
- 福祉葬
- 生前葬 など
それぞれの葬儀の特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
一般葬
参列者を限定することないスタイルの葬儀で、1日目に通夜、2日目に告別式と火葬を行います。
家族や親族だけでなく、友人や知人、会社の方など、多くの方が参列するのが特徴で、参列者数は30〜100人ほどが一般的です。
一般葬のメリット・デメリット
故人様と関係があった方に幅広く参列してもらい、しっかりと見送ることができます。
慣習にのっとった葬儀を行いたいという方は一般葬を選ぶと良いでしょう。
一方、一般葬はほかの葬儀とくらべて費用が高くなる傾向にあります。
参列者数が多いため、ご遺族が対応に追われて忙しくなる場合もあります。
家族葬
近年増加している家族葬。
家族や親族など5〜30人ほどの少人数で故人様を見送る葬儀で、葬儀の流れは一般葬と同じです。
家族葬のメリット・デメリット
家族や親族など気心が知れた人だけで見送るので、落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと故人様を見送ることができるのがメリットです。
一方、参列者が限定されるため、参列したくてもできない方が出てくるなどの理由から、周囲の理解が得られない場合もあります。
また、参列者数が少ないため、一般葬にくらべて香典が少なく、自己負担額が大きくなる可能性がある点もデメリットとして挙げられます。
一日葬
通夜は行わず、告別式と火葬のみを執り行います。
一日葬は家族葬と同様に、家族や親族だけで行うケースが多いです。
一日葬のメリット・デメリット
葬儀が1日で終わるため、遠方からの参列者の宿泊手配などが必要なく、喪主やご遺族、そして参列者の負担を減らすことができるというメリットがあります。
高齢の方や健康に不安がある方も、一日葬であれば参列しやすいでしょう。
ただし、葬儀が1日のみのため、故人様と過ごす最期の時間が短いというデメリットがあります。
なお、菩提寺がある場合は、葬儀の流れが異なる一日葬は許可が得られない可能性があるため、事前に菩提寺に相談しましょう。
直葬・火葬式
直葬(ちょくそう)とは、通夜や告別式などを行わず、火葬のみを執り行う葬儀です。
火葬式とも呼ばれています。
直葬・火葬式のメリット・デメリット
費用を大幅に抑えることができるのがメリットです。
時間や体力の負担を減らせるので、ご遺族が高齢の場合などにも選ばれます。
一方、故人様とのお別れの時間が短いというのがデメリット。
また、一日葬と同様に菩提寺から許可を得られない可能性があります。
社葬・合同葬
会社が主体で執り行う、大規模な葬儀です。
会社の創業者や社長など経営に貢献した方が亡くなった際に、会社が費用を負担して執り行うことがあります。
社葬・合同葬のメリット・デメリット
多くの参列者を招待することができます。
さらに、社葬をしっかり執り行うことができれば、会社のイメージアップにもつながるというメリットもあります。
一方で、社葬は時間が長くなることが多く、参列者が負担に感じてしまう可能性があるというデメリットがあります。
また、規模が大きいため、さまざまな準備が必要となり、担当者にも負担になりやすいです。
自由葬・お別れ会・音楽葬・ホテル葬
形式や宗教にとらわれない葬儀です。
故人様と縁があった方で集まってホテルなどで偲ぶ「お別れ会」「ホテル葬」や、故人様が生前に好きだった音楽で見送る「音楽葬」など、故人様の思いを反映して自由な形式で行います。
自由葬・お別れ会・音楽葬・ホテル葬のメリット・デメリット
故人様の思いを反映した、故人様らしい葬儀を行えるのがメリットです。
ただし、自由なスタイルであるからこそ、すべてを一から企画したり準備したりする負担は生じます。
骨葬・前火葬
葬儀の前に火葬を行い、遺骨を供養する葬儀です。
ご遺体の損傷が激しい場合や、一部地域で執り行われることがあります。
骨葬・前火葬のメリット・デメリット
先に火葬してから供養するため、ご遺体の状態を気にせず葬儀のスケジュールを決められるというメリットがあります。
また、骨葬であれば、通常の葬儀よりも搬送費用を抑えられるというメリットも。
ただし、最期に故人様のお顔を見ながら見送ることができないという点がデメリットでしょう。
自宅葬
式場ではなく、故人様の自宅で葬儀を執り行います。
昔は自宅葬が一般的でした。
自宅葬のメリット・デメリット
自宅で葬儀を行うため、式場の利用料がかからず、時間や形式も自由に設定できるのがメリット。
ただし、自宅葬はスタッフがいるわけではないので、準備や片付けを自分たちで行う必要があります。
また、ある程度のスペースが必要になるため、住居によっては執り行うことが難しいケースもあります。
公営斎場葬
公営斎場を利用して行う葬儀です。
市民葬や区民葬とも呼ばれます。
公営斎場葬のメリット・デメリット
できるだけ費用を抑えて葬儀を執り行うことができます。
デメリットとしては、自治体が指定する斎場しか選べないことや、日程や内容の選択肢が狭い点が挙げられます。
福祉葬
生活保護を受けている方が、自治体の葬祭扶助によって執り行う葬儀です。
福祉葬では宗教儀式はなく、火葬や納骨のみの内容になっています。
福祉葬のメリット・デメリット
自治体がサポートするため、費用を用意できなくても葬儀を行えます。
ただし、葬儀の内容は最低限のものとなっていて、宗教儀式はありません。
生前葬
ご本人様が健在なうちに、周囲の方々に感謝の気持ちを伝えるというものです。
人生の節目などに執り行うケースが多いです。
生前葬のメリット・デメリット
ご本人様から直接、友人や知人に感謝の気持ちを伝えることができます。
ご本人様が主催者(喪主)となるため、家族の負担を減らせる点もメリットです。
しかし、ご遺族にとっては「生前葬を行なったけれど、亡くなったあとも通常の葬儀を執り行わなくては」となりやすいため、葬儀が2回になる場合もあります。
そのほかの葬儀
埋葬方法別では、以下のような葬儀の形もあります。
- 樹木葬:樹木を墓標として遺骨を埋葬する
- 海洋葬・海洋散骨:遺骨・遺灰を海に散骨する
- 宇宙葬:遺骨・遺灰を宇宙空間に散骨する
- 土葬:遺体をそのまま土に埋める
お葬式の費用は葬儀の種類によっても異なります。
下記コラムで費用相場もご紹介していますので、あわせてご覧ください。
葬儀を選ぶときのポイント
葬儀の種類で迷った場合は、次のような選び方がおすすめです。
- 会場で選ぶ
- 故人様の送り方で選ぶ
- 宗派で選ぶ
まず、どの会場で行うかがポイントになります。
葬儀社の斎場などで行うのか、自宅で行うのか、ホテルで行うのかなどによって、葬儀の種類は変わります。
そして、葬儀の種類によって故人様の送り方が変わります。
通夜・告別式・火葬をすべて行うのであれば一般葬や家族葬、火葬のみ執り行うなら直葬、故人様の思いを反映したオリジナルの葬儀で送りたいなら自由葬などを選ぶという方法もあります。
なお、故人様が生前から信仰する宗教があるのであれば、宗派にのっとった葬儀を行うことになるでしょう。
生前にどのような葬儀にしたいか、家族で話し合うのもおすすめです。
葬儀社では事前相談も行なっているので、まずは相談してどのような葬儀が合っているか検討してみてはいかがでしょうか。
富士葬祭でも、葬儀の事前相談を承っておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
葬儀の種類によって特徴やメリット・デメリットは異なる
葬儀には、一般葬や家族葬、一日葬、直葬・火葬式など、さまざまな種類があります。
一般的に執り行われることの多い一般葬と家族葬についてみてみると、一般葬は故人様と関係があった方に幅広く参列してもらい、しっかりと見送ることができるメリットがある一方、費用が高くなりやすいというデメリットがあります。
家族葬はゆっくりと故人様を見送ることができるのがメリットですが、周囲の理解が得られなかったり、香典の金額が少なかったりする場合も。
このように、葬儀の種類によってメリットとデメリットが異なります。
葬儀の種類で迷った場合は、会場や故人様の送り方、宗派などに合わせて選ぶと良いでしょう。
生前に葬儀社に事前相談をして、どんな葬儀にしたいかを検討しておくのもおすすめです。
静岡県の葬儀は、富士葬祭におまかせください。
いざというときに慌てないためにも、葬儀場の見学や事前相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。