BLOGS

葬儀・家族葬ブログ

葬儀・家族葬ブログ

葬儀の知識

葬儀の「祭壇」とは?種類や費用、選び方のポイントをご紹介

    twitter

    facebook

    line

こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。

 

祭壇は葬儀の中心となる重要な要素で、故人様を偲び供養するための場所です。

しかし、葬儀の準備では「祭壇はどのようなものを選べば良いのか」「費用はどのくらいかかるのか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

このコラムでは、祭壇の役割や種類、宗教による違い、費用の目安など、葬儀の祭壇に関する疑問を解決するための情報をご紹介します。

葬儀の準備の際に、最適な祭壇を選ぶためのお役に立てれば幸いです。

葬儀の「祭壇」とは?どのような種類がある?

祭壇は葬儀会場の中央に設置される、故人様を弔うための重要な場所です。

もともとは亡くなった方への供物を置くための台として使われていましたが、現代では故人様を象徴する存在としての意味合いが強くなっています。

 

宗教や故人様の人柄、遺族の希望に応じてさまざまな祭壇が選ばれています。

祭壇

 

宗教別の祭壇の特徴

宗教によって祭壇の特徴は大きく異なります。

主な宗教における祭壇の特徴を見ていきましょう。

 

仏教の祭壇

仏教では一般的に白木の祭壇が用いられます。

この白木祭壇は清浄さや新しさを表現するものとされています。

祭壇の中央には遺影が配置され、周囲には白い花が添えられるのが特徴です。

 

上部には歴史的に輿(こし)を模した装飾が施されており、日本の伝統的な要素を感じられる祭壇です。

 

【主な装飾】

遺影、位牌台、供物台、灯籠、生花など

 

神道の祭壇

神道の場合も白木の祭壇が基本となりますが、特徴的なのは三種の神器(鏡・剣・勾玉)を飾ることです。

そのほかにも、五色の旗やしめ縄など、神道ならではの装飾が施されます。

 

【主な装飾】

三種の神器、五色旗、しめ縄、紙垂(しで)など

 

キリスト教の祭壇

キリスト教式の葬儀では、教会に備え付けの祭壇を使用するため、遺族が特別に祭壇を準備する必要はありません。

十字架が中央に置かれ、周りには白い花が飾られます。

 

両脇にはろうそくが灯されるのが特徴的です。

 

カトリックとプロテスタントでは細部に違いがありますので、教会に相談すると良いでしょう。

 

【主な装飾】 

十字架、ろうそく、白い花など

 

宗教にとらわれない祭壇の種類

近年は宗教的な枠を超え、故人様の個性や遺族の意向を反映した祭壇も多く見られるようになりました。

 

例えば次のような祭壇です。

  • 花祭壇:さまざまな花で彩られた華やかな祭壇
  • モダン祭壇:装飾を抑えたシンプルでおしゃれな祭壇
  • オリジナル祭壇:故人様の趣味や好みを取り入れた個性的な祭壇
  • キャンドル祭壇:ろうそくの灯りで幻想的な雰囲気を演出する祭壇  など

 

祭壇の選択に厳格な規則はなく、故人様や遺族の思いを大切にした自由な選択が可能です。

また、よりシンプルな葬儀を望まれる場合は、祭壇を設けないという選択肢もあります。

 

 

葬儀の祭壇の費用目安

祭壇にかかる費用は、葬儀の規模や祭壇の種類によって異なります。

一般的な費用の目安をご紹介します。

 

一般葬の場合:30万円~80万円

一般的な規模の葬儀では、祭壇の費用は30万円~80万円程度が目安です。

祭壇本体の費用に加えて、生花代や設営費用などが含まれます。

 

家族葬の場合:20万円~50万円

家族や親しい友人だけで小規模に執り行う家族葬の場合、祭壇設置にかかる費用の目安は20万円~50万円程度です。

 

参列者が少ないため、一般葬に比べてコンパクトな祭壇になることが多いでしょう。

一般葬より祭壇の費用が抑えられるぶん、お墓や仏壇などほかの費用へ予算をかけることもできます。

 

大規模な葬儀の場合:100万円以上

多くの人を呼んで盛大な葬儀を執り行う場合、祭壇費用は100万円以上かかることもあります。

広い会場で遠くからも見えるよう大きな祭壇となり、そのぶん飾りや花の量も増えるためです。

 

なお、生花をふんだんに使った祭壇は高額になる傾向があります。

そのため、同じ規模の白木祭壇と花祭壇なら、花がたくさん使われる花祭壇のほうが高額になるケースが多いです。

 

ただし、これらはあくまで目安であり、実際の費用は葬儀社や地域、選択する祭壇の種類などによって変動します。

事前に葬儀社へ相談し、予算に合った祭壇を検討することをおすすめします。

 

祭壇選びは喪主が行う葬儀準備の一つです。

喪主の役割や準備すべきことについて詳しく知りたい方は、以下のコラムをご覧ください。

葬儀の喪主がやることとは?準備から葬儀後までの流れと注意点を解説

 

 

葬儀の祭壇の選び方

祭壇

祭壇を選ぶ際に、まず気にしたいのは葬儀の規模と祭壇の大きさのバランスです。

葬儀の規模が大きい場合、遠くからでも見えるように大きな祭壇を選ぶと良いでしょう。

広い会場に小さな祭壇だと寂しい印象になってしまうこともあります。

 

一方、家族や限られた友人のみで執り行う葬儀には、大きな祭壇にしてしまうと、会場の広さに合わない可能性があります。

会場や葬儀の規模に合わせた祭壇を選ぶことをおすすめします。

 

祭壇の大きさが決まったら、次は、宗教や故人様・遺族の意向など、特に重視したいのは何か考えましょう。

宗教に重きを置く場合は伝統的な形式を、故人様の個性を表現したい場合はオリジナリティのある祭壇を選ぶなど、何を優先するかによって選択は変わってきます。

 

なお、葬儀社によって対応できる祭壇の種類は異なりますので、特に個性的な祭壇を希望する場合は、事前に相談しておくことをおすすめします。

 

葬儀で一番目立つ場所に設置する祭壇は、選び方次第で葬儀の印象を大きく左右します。

亡くなってから葬儀までの限られた時間ではありますが、後悔のないように心を込めて選びましょう。

 

 

葬儀の祭壇は故人様を偲ぶ大切な場所

葬儀における祭壇は、故人様を弔い、最後のお別れをする重要な場所です。

宗教や伝統を重んじる形式から、故人様の個性を表現する現代的なデザインまで、さまざまな選択肢があります。

 

祭壇の費用は葬儀の規模によって変わりますが、一般的には20万円から80万円程度、大規模な場合は100万円以上かかることもあります。

 

祭壇選びのポイントは、葬儀の規模や会場の広さに合わせることと、故人様の人柄や希望を尊重することです。

最後のお別れの場となる祭壇は、故人様と遺族の思いが込められた特別なものです。

心を込めて選ぶことで、より思い出深い葬儀になることでしょう。

 

静岡県の葬儀は、富士葬祭におまかせください。

いざというときに慌てないためにも、葬儀場の見学や事前相談も承っております。

 

    twitter

    facebook

    line