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葬儀・家族葬ブログ

参列者の知識
葬儀の供物の選び方とマナーを解説!相場や注意点も
こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。
親しい方のご葬儀に参列する際、「供物は何を選べば良いのか」「相場はどのくらいか」「送り方にマナーはあるのか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、葬儀における供物の基本的な意味から、宗教別の選び方、相場や送り方のマナーまで、わかりやすく解説します。
適切な供物を送ることで、故人様への感謝とご遺族への弔意を心を込めて伝える参考になれば幸いです。
目次
葬儀の供物とは?相場や送り方も
供物(くもつ)とは、葬儀の際に故人様への感謝や、ご遺族への弔意を表すために送るお供えの品です。
通夜や葬儀・告別式では、祭壇の周囲に並べられ、故人様との関係が深い順に配置されます。
仏教では「五供(ごくう)」という考え方に基づき、「香」「花」「灯明」「水」「飲食」の5つが供物の基本とされています。
五供にはそれぞれ以下のような意味があります。
- 香:線香や抹香で心身を清める
- 花:供花で清らかな心を表す
- 灯明:ろうそくの灯りで迷いを払う
- 水:きれいな水で心を洗う
- 飲食:故人様やご先祖とのつながり
供物の相場
葬儀へお送りする供物の相場は、供物の種類や葬儀の規模によって異なります。
祭壇に飾られる「盛籠(もりかご)」は1基あたり1万円〜2万円が目安です。
葬儀社によって取扱商品が様々ですが、小ぶりな盛籠や、線香・果物などのセットであれば5,000円程度から選ぶこともできるでしょう。
なお、供物と香典を両方送る必要はなく、基本的には香典のみで問題ありません。
関係性などにより香典と供物を一緒にお渡しする場合でも、ご遺族の返礼品の負担を考慮して供物は数千円程度にとどめるのが適切とされています。
供物の送り方
供物を送る際は、まずご遺族の意向を確認しましょう。
会場の広さや管理上の理由などから、供物を辞退されることもあるためです。
近年増えている家族葬でも、供物を辞退されるケースがあります。
手配方法は主に以下の2つです。
①葬儀を担当する葬儀社に依頼する
予算や内容を葬儀社に相談しながら手配できます。
供物の内容やサイズなどを統一している場合もあるので、この方法だと間違いがありません。
②自分で供物店に注文する
この場合も事前に葬儀社に確認し、許可を得ることが大切です。
但し、持ち込みができない将棋者もありますので必ず確認をしてください。
このときに、供物の内容についても同時に確認しておくと良いでしょう。
配送のタイミングは、通夜であれば通夜当日の午前中まで、告別式であれば告別式の前日までに届くように手配します。
祭壇の準備時間を考慮して、余裕を持ったスケジュールで送るようにしましょう。
なお、供物を直接持参する場合は、会場の準備があるため、持参する時間について事前に確認が必要です。
線香や抹香、ろうそくなどの小さな供物であれば、ご遺族に気を遣わせることなくお渡しすることができるでしょう。
紙袋ではなく、落ち着いた色の風呂敷や袱紗(ふくさ)に包んで持参します。
受付やご遺族の前で包みから取り出し、「どうぞ御霊前にお供えください」と伝えてお渡ししましょう。
※キリスト教の場合は、生花を送るか献花料として金銭を包むのが一般的なので、「どうぞ御花料としてお納めください」とお伝えしましょう。
葬儀会場に設置される祭壇について詳しく知りたい方は「葬儀の「祭壇」とは?種類や費用、選び方のポイントをご紹介」もご覧ください。
供物が美しく飾られる祭壇の種類や特徴について解説しています。
葬儀の供物の選び方
供物選びで最も重要なのは、故人様の宗教や宗派に配慮することです。
自分が送りたいものを自由に選ぶのではなく、宗教的な決まりごとを理解した上で、適切な供物を選択する必要があります。
宗教ごとの供物の例と、マナーとして避けるべき例をご紹介します。
仏教の場合
仏教の葬儀では、先ほどご紹介した五供の考え方に基づき、生花、線香、ろうそく、菓子、果物、缶詰などが一般的な供物です。
故人様が生前好んでいた食べ物や嗜好品を送ることもあります。
ただし、肉類や魚介類などの動物性食品は殺生を連想させ、仏教の教義に反するとされているので避けましょう。
また、日本酒は慶事のイメージが強いため、控えるのが無難です。
神道の場合
神道の葬儀では、菓子、果物、海産物、酒、米などを供えるのが一般的です。
仏教と異なり、海産物は「神様からの恵み」とされるため問題なく、お酒も神聖なものとして扱われます。
一方、線香やろうそくは仏教的な要素であり、神道では使用しません。
キリスト教の場合
キリスト教には供物を供える習慣がなく「供養」の概念自体が存在しません。
キリスト教で「死」は悲しむものではなく、神の元へ帰る祝福すべきことだからです。
そのため、供物を送る代わりに生花を送る、または献花料として金銭を包むのが一般的です。
供物として避けるべきもの
宗教的に問題がなくても、以下のようなものは供物として不適切とされています。
例えば、においの強い食材(ニンニクやネギなど)や、日持ちしない生ものは避けましょう。
また、鉢植えの花は「根付く=不幸が根づく」と連想されるため、タブーとされています。
会場の広さによっては、大きすぎる供物もご遺族の負担となるため、持ち帰りやすいサイズを選ぶ配慮も必要です。
果物を送る際は、香りの強すぎない日持ちの良いものを、奇数個で用意するのがマナーです。
偶数は「縁が切れる」ことを連想させるため避けましょう。
葬儀で供物を送る際の注意点・マナー
供物を送る際に気をつけるべきマナーと注意点をご紹介します。
香典をお渡しする場合、供物を別途用意する必要はない
香典は故人様にお供えする香に代えてお金を包んだもので、供物と同じ意味を持ちます。
そのため、基本的には香典をお渡しする場合、供物を別途用意する必要はありません。
香典に加えて供物を送るケースは、故人様と特に親しい関係にあった場合や、「会社一同」など連名で供物を送る場合に限られます。
ご遺族が辞退される場合がある
ご遺族が供物の受け取りを辞退している場合は、無理にお送りせずご意向を尊重しましょう。
葬儀の案内に「ご厚志を辞退申し上げます」などの記載がある場合は、香典、供花、供物の一切を受け取らないというご遺族の意思表示です。
この場合は供物を送らず、参列のみを行います。
「御供花、御供物の儀はご辞退申し上げます」との案内を受けた場合は、供物は控えて香典のみをお渡ししましょう。
近年増加している家族葬では、参列者に対して供物や供花、香典を辞退する場合が多くあります。
ただし、親族間では例外となるケースもあるため、不明な場合は葬儀社に確認することをおすすめします。
家族葬では供物は基本的に必要ない
家族葬に参列する場合、基本的に供物の用意は不要です。
家族葬では香典をお渡しするのが一般的で、供物と香典の両方を用意する必要はありません。
故人様の会社関係者や親しい友人などが供物を送る場合はありますが、これも事前にご遺族の意向を確認してからにしましょう。
供物ののしと水引に注意する
のし紙には、包装紙の外からのし紙をかける「外のし」と、のし紙をかけた箱を包装紙で巻く「内のし」があります。
供物にかけるのし紙は、葬儀で直接お渡しする場合は「外のし」を、郵送する場合は「内のし」を選ぶのが一般的です。
表書きは宗教によって異なり、仏教では「御供」「御供物」、神道では「御供」「奉献」と記します。
水引は一般的に黒白または黄白の結び切りを使用しますが、地域によっても違いがあるため事前に確認しましょう。
供物の御裾分けをいただいたら受け取る
葬儀後、ご遺族から供物の御裾分けをいただくことがあります。
この際は断らず、ご遺族の気持ちを汲んで受け取るのがマナーです。
葬儀の供物を送る際は事前確認と適切な選び方が大切
葬儀の供物は、故人様への感謝の気持ちとご遺族への弔意を表現する大切なものです。
宗教や宗派によって適切な供物は異なり、仏教では菓子や果物、線香などが一般的。
神道では海産物やお酒も含まれ、キリスト教では供物はなく、生花が一般的です。
供物の相場は1万~2万円程度ですが、香典もお渡しする場合は数千円程度に留めることが適切です。
ただし、香典と供物の両方をお渡しするのは、故人様と特に親しい関係にあった場合や、「会社一同」など連名で供物を送る場合に限られます。
家族葬の場合は基本的に供物の用意は不要で、香典のみで十分とされています。
また、ご遺族が厚志を辞退されている場合は、その意向を尊重することが大切です。
故人様との関係性や宗教的な背景を理解した上で、心を込めて選んだ供物は、きっとご遺族の心に届くはずです。
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いざというときに慌てないためにも、葬儀場の見学や事前相談も承っております。