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参列者の知識
葬儀のマナー(親族編)参列前に知っておきたいポイントと役割
こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。
親族として葬儀に参列する際、「服装は一般の参列者と同じでいいの?」「香典はいくら包めばいい?」「何か手伝うべきことはある?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、葬儀における「親族」の範囲の基礎知識から、服装・香典・焼香などのマナー、当日の役割と流れまでをまとめてご紹介します。
親族として参列される前にぜひご一読ください。

目次
そもそも葬儀における「親族」とは?参列する範囲と基準
葬儀の場では「ご遺族」「親族」「一般参列者」という言葉がよく使われますが、それぞれの立場には違いがあります。
自分がどの立場にあたるのかを事前に把握しておくことが大切です。
法律上、「親族」の範囲は民法によって、配偶者・6親等以内の血族・3親等以内の姻族と定められています。
具体的には、祖父母・叔父・叔母・いとこなどの血族や、配偶者の両親・兄弟姉妹などの姻族がこれに該当します。
一方「ご遺族」とは、故人様の両親・配偶者・子供・兄弟姉妹など、特に近しい関係にある方を指し、葬儀における主催者側の立場となります。
葬儀への参列範囲に明確な決まりはなく、一般的には6親等以内の血族・3親等以内の姻族が目安とされていますが、実際に参列するかどうかは関係性で判断します。
法律上の縁が薄くても故人様やご遺族と交流があれば参列しても問題なく、反対にほとんどお付き合いがなかった場合は参列を控えることもあるでしょう。
近年は参列者を家族や近親者に限定した家族葬も増えており、親族であっても参列範囲を制限するケースがあります。
葬儀のマナーで親族として押さえておきたいポイント
親族として葬儀に参列する際は、服装や香典、一般参列者へのふるまいなど、いくつかの点で注意が必要です。
参列前に確認しておきたいマナーを見ていきましょう。
服装のマナー
親族の服装は、ご遺族が着用する正式喪服ではなく、一般参列者と同様の略式喪服が基本です。
正式喪服(紋付の黒着物・モーニングコートなど)はご遺族が身につけるものとされており、親族が着用するとかえってマナー違反になる場合があります。
ただし、地域や家の考え方によって異なる場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。
男性は黒いスーツ・黒ネクタイ・白シャツ・黒い革靴、女性は黒のワンピースやアンサンブルに黒いストッキング・黒い靴などが定番です。
アクセサリーは一連の真珠のネックレス程度は許容されますが、派手な装飾は避けてください。
制服のある子供は制服が正装、制服がない場合は黒や紺などのシンプルな服装を選びましょう。
一般参列者へのふるまい
親族席は祭壇に近い位置に設けられるため、一般参列者からお悔やみの言葉をいただく場面もあります。
その際は、「恐れ入ります」「生前はお世話になりました」など、ご遺族側に近い立場として丁寧に応じましょう。
なお、葬儀では「重ね重ね」「たびたび」「続いて」などの重ね言葉や、「死ぬ」「苦しむ」といった直接的な表現は避けるのがマナーです。
言い換えが難しい場面では、「ご逝去」「旅立ち」といった丁寧な表現を使用します。
親族は一般参列者から声をかけられる場面が多いため、とっさの会話でうっかり使わないよう普段から意識しておきましょう。
ご不安な場合は「葬儀で使ってはいけない言葉を知ってマナーを守ろう」もご確認ください。
焼香の順番と立ち位置
焼香はまず喪主・ご遺族の順で行い、その後に親族が続くのが一般的で、親族内では故人様と血縁の近い方から順に焼香を行います。
順番や立ち位置については葬儀社のスタッフが案内してくれますので、指示に従って落ち着いて臨んでください。
葬儀の席順や焼香の順番については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
親族の香典相場と包み方・渡し方
親族は一般参列者よりも多めに包むのがマナーとされており、故人様との関係性に応じて金額を決めましょう。
香典は地域や家、年齢などによっても異なりますが、以下の金額が一つの目安です。
- 両親・義両親:3万〜10万円
- 兄弟姉妹・義兄弟姉妹:3万〜5万円
- 祖父母:1万〜5万円
- 叔父・叔母・その他親族:1万〜5万円
香典袋は宗教・宗派に合ったものを選び、受付では両手で丁寧にお渡しします。
包み方や渡し方の詳しいマナーは、こちらのコラムをご覧ください。
供花・供物のマナー
供花や供物は故人様への弔意を示すためのお供えですが、香典を包む場合は不要とされることが多いです。
ただし、地域の風習や家のしきたりによって異なりますので、事前にご遺族へ確認してから判断するのが無難です。
親族で供花を贈る場合は「孫一同」「兄弟姉妹一同」などの連名でまとめることもあります。
葬儀当日の親族の役割と流れ
葬儀に親族として参列する場合、当日は葬儀の進行を手伝い、ご遺族をサポートする立場となることが多いです。
事前に葬儀の流れや役割の全体像を把握しておきましょう。
集合時間と到着後の動き
親族は一般参列者を迎える側の立場にあるため、通夜・葬儀ともに開式の40分〜1時間前を目安に会場へ到着します。
到着したらご遺族に挨拶し、手伝えることがないか声をかけましょう。
訃報を受け取った際に「少し早めに伺います」とひと言添えておくと、ご遺族側も当日の段取りを立てやすくなります。
当日のお手伝いの内容
親族は受付・会計・買い出し・駐車場案内などのお手伝いをお願いされる可能性があります。
ご遺族から事前に依頼があった場合には、積極的に対応しましょう。
受付は参列者から香典を受け取り、芳名帳への記入を案内するほか、問い合わせへの応対も担います。
会計は香典の集計や記録を行う重要な役割で、複数人で確認しながら進めると安心です。
このほか、控え室で待つ参列者へのお茶出しや急な買い出しなど、目の届く範囲で動くことがご遺族の助けになります。
受付の具体的な流れや対応については、こちらのコラムをご参照ください。
通夜から精進落としまでの流れ
親族は基本的に通夜と告別式の両方に参列します。
通夜では受付・焼香を経て通夜振る舞いへ参加しますが、一般参列者も参加するためもてなす側として振る舞いましょう。
翌日は午前中から告別式があるため、席についてから1時間程度を目安に退席するのが望ましいとされています。
告別式では焼香・お別れの儀・出棺に立ち会い、故人様と血縁の近い親族は棺を霊柩車へ運ぶ手伝いを依頼されることがあります。
出棺後は血縁の近さに応じて火葬場へ同行し、火葬後の精進落としに参加します。
精進落としは2時間程度が目安ですが、事情がある場合はご遺族に挨拶の上、早めに退席しても問題ありません。
葬儀に親族が参列できない場合の対応・マナー

やむを得ない事情で参列が難しい場合は、早めにご遺族へ連絡を入れて不参加の旨と、お詫びとお悔やみの気持ちを伝えましょう。
香典は現金書留で郵送も可能なので、葬儀当日または前日までに届くよう手配します。
香典袋を現金書留の封筒に入れ、お悔やみの気持ちを記した手紙を同封すると気持ちが伝わりやすいです。
ただし、ご遺族が香典辞退を申し出ている場合は、その意向を尊重することがマナーです。
また、後日ご自宅へ弔問に伺う場合は、事前にご遺族の都合を確認した上で訪問します。
葬儀後はご遺族も疲れが残る時期ですので、短時間でお暇するよう心がけてください。
葬儀に参列できないときの詳しい対応については、こちらのコラムもご覧ください。
親族としての葬儀のマナーを事前に把握して、失礼のないふるまいを
葬儀に親族として参列するときは、ご遺族をサポートする立場であることを意識しながら行動することが求められます。
服装は略式喪服が基本で、焼香の順番・香典の包み方・供花の扱いなど、事前に確認しておきたいマナーも少なくありません。
当日は開式の40分〜1時間前には会場に到着し、受付や会計などご遺族から依頼された役割を担いましょう。
参列できない場合も、香典の郵送や後日の弔問で弔意を伝えることができます。
静岡県の葬儀は、富士葬祭におまかせください。
いざというときに慌てないためにも、葬儀場の見学や事前相談も承っております。

