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葬儀・家族葬ブログ

参列者の知識
葬儀の香典の相場はいくら?静岡の場合やマナー・注意点も
こんにちは。静岡の葬儀社 富士葬祭です。
葬儀の香典は、故人様への供養の気持ちを表すもの。
また、葬儀という大きな支出に対する援助の意味合いもあるといわれています。
葬儀の香典は故人様との関係性によっても変わるため、いくら包めば良いかわからないという方も多いでしょう。
今回は、葬儀の香典でお包みする金額の相場をご紹介します。
静岡の相場や、香典のマナー・注意点についても解説しますので、参考にしてください
目次
葬儀の香典の相場はいくら?静岡の場合は?
葬儀の香典は地域によっても異なりますが、一般的には次のような金額をお包みすることが多いです。
【親族の香典の相場】
【会社関係の香典の相場】
会社内で香典の規定が定められていることもあります。
その場合、上記に示した相場以下の金額になることもありますが、問題ありません。
【友人・知人の香典の相場】
故人様が友人や知人の場合は、お付き合いの程度によって金額が変わります。
親しい間柄だった場合、20代でも1万円をお包みするケースもあります。
なお、静岡における香典の相場も、上記でご紹介した相場と変わりません。
地域の慣習やご親戚内でのきまりや会社内の規定などもあるため、相場を参考にしつつ、周りの方に確認・相談しても良いでしょう。
香典のほか、葬儀の費用がどのくらいかかるのか気になる方は「お葬式のお布施の相場はいくら?静岡の場合や渡し方も」で紹介していますので、よろしければご覧ください。
香典袋の書き方・包み方
香典袋(不祝儀袋)は、書き方や包み方に細かいルールやマナーがあるため、宗教なども含めて確認しておくと安心です。
香典袋の選び方
香典袋は包む金額と、故人様が信仰していた宗教に合わせて選びましょう。
金額による香典袋の選び方
包む金額によって、適切な香典袋は異なります。
金額に合った格のものを選ぶようにしましょう。
目安として香典の金額別の香典袋の例をご紹介します。
- 5,000円:水引が印刷済の略式の袋
- 1万円~2万円:黒白または双銀(水引が7~10本)の水引の袋
- 3万円~5万円:双銀の水引(10本以上)の袋
- 10万円以上:大判でひだ折りのあり、高級和紙使用の袋
香典袋を購入する際、お包みする金額の目安がパッケージに書いてあるため、そちらを参考にしても良いでしょう。
宗教による香典袋の選び方
故人様が信仰されていた宗教に合わせた香典袋にお包みします。
どんな宗教にも使えるのが、絵が描かれていない真っ白なタイプの香典袋です。
蓮の花は仏教を意味するため、神道・キリスト教では使えません。
キリスト教の場合、カトリックはユリの花か十字架、プロテスタントは十字架の香典袋にお入れしますが、見当たらない場合は無地のものを選んで問題ありません。
香典袋の正面(表書き)の書き方
表書きには、水引を起点として上段と下段があります。
それぞれの書き方をご紹介します。
上段の書き方
故人様が信仰している宗教・宗派に合わせて以下のように記入します。
- 仏教:御香典、御霊前、御香料、御弔料など
- 神道:御榊料、御玉串料、御神饌料など
- キリスト教:御花料、御ミサ料(カトリック)、忌慰料(プロテスタント)など
宗教がわからない、または無宗教の場合は、「御霊前」「御香典」とします。
ただし、仏教の浄土真宗やキリスト教のプロテスタントは「御霊前」は使えないため「御香典」と書きましょう。
下段の書き方
誰からの香典かを明らかにするのが下段です。
会社名や肩書を書く場合は右に小さく書き、真ん中に氏名を書きます。
連名で包む場合は、以下のように書くのが一般的です。
- 夫婦・親子(名字が同じ場合):1人目の氏名を右側に書き、2人目は下の名前のみ左側に書く
- 会社などの団体(3名まで):最も目上の方の氏名を右側に書き、残りの方の氏名を左側に順に書く
- 同僚・友人など(3名まで):五十音順に右側から書く
- 3名以上:代表者1名の名前を中央に書き、左側に「外一同」と記入。別紙に全員分の氏名を記入して香典袋に同封する
香典袋の中袋の書き方
香典袋の中に入れる「中袋」は、表面と裏面に金額や名前などを記入します。
中袋の表面の書き方
中袋の表面には「金○○圓也」と金額を書きます。
金額は「参仟圓」「壱萬圓」と旧漢字で記入します。
漢字であっても「三千円」「一万円」といった簡略漢数字は使いません。
ただし、表に大きく書くのははばかられるという場合は、裏面に記載しても良いとされています。
中袋の裏面の書き方
中袋の裏面には氏名と住所を記載します。
郵便番号や番地、アパートやマンションの場合は部屋番号まできちんと記入します。
香典袋へのお札の入れ方と包み方
香典袋へお札を入れるのにもマナーがあります。
お札の入れ方
香典袋の表面を向けてお札を取り出したときに、お札の裏面が見えるようにします。
人物が描かれている面が見えないようにする、ということです。
また、人物が描かれている位置は香典袋の下になるように入れます。
香典袋の包み方
香典袋が封筒タイプではなく、和紙を折るタイプの香典袋は包み方にもマナーがあります。
まず、左開きになるように、右→左→下→上の順番で折ります。
そのあと、折り込み口を上から下にかぶせます。
葬儀で香典を包む際のマナー・注意点
葬儀で香典を包む際は、避けたい金額や適切な香典袋(不祝儀袋)を選ぶことなど、いくつかのマナーや注意点があります。
マナーを欠くことで、ご遺族がお気を悪くしたり、落ち込ませてしまったりするおそれもあるため、事前にチェックしておきましょう。
避けるべき金額に気をつける
香典では以下のような金額は避けます。
- 偶数:割り切れるため、故人様との縁が「切れる」ことを意味する
- 忌み数:「4(死)」や「9(苦)」など縁起の悪い言葉を連想させる
なお、偶数でも2,000円や2万円は良いとされるケースもあります。
このほか、多すぎたり少なすぎたりするのも良くありません。
金額が多くなると、お札の枚数も増えてしまうため「不幸を重ねる」意味合いになってしまいます。
また、香典返しの金額も高額になってしまうため、ご遺族のご負担になりかねません。
少なすぎる場合もご遺族との関係性の悪化につながるおそれがあるため、相場の金額をお包みすることが大切です。
新札は使わない
新札は、「前もってご不幸の準備をしていた」という印象を与えてしまいます。
手元に新札しかない場合は、縦でも横でもかまいませんので、折り目を1つつけてから包みましょう。
ただし、シワシワのお札や破れているようなお札も逆にマナー違反となりますので気をつけましょう。
袱紗(ふくさ)に包んで持参する
香典は香典袋のままではなく、袱紗に包んで持参します。
受付で記帳をする際に、香典を袱紗から取り出し、「この度はご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」といったお悔やみの言葉を添えてから、お渡しします。
葬儀で包む香典の相場は故人様との間柄や年齢で異なる
葬儀で包む香典の金額は、故人様が親族なのか、仕事のお付き合いがある方なのか、友人なのかといった間柄で異なります。
静岡の香典の相場は全国の一般的な相場と同じで、関係性や香典を渡す人の年齢で少しずつ異なります。
相場は決まっているものの、故人様との関係性や地域の慣習、会社内の規定などにより、香典の金額は変わります。
香典を包むときは、香典袋の選び方や表書きの書き方、お札の入れ方、お札の枚数など、細かいルールやマナーがあるため気をつけましょう。
香典のことだけでなく、葬儀にまつわる疑問や悩みなどがありましたら、お気軽に静岡の富士葬祭にご相談ください。